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  • suburbia

その髪を最後に触ったのは、その人本人である。

『 その髪を最後に触ったのは、その人本人である。』

そのリアルさが気になるポイントである。


用意されていない髪。

日常に用意などない。

毎日結婚式はなく、パーティもない。

お客サンを切り終わって鏡を見せて、受付で待ちながら、鏡越しではない素髪を見てみる。


ジャケット羽織ってカバンを持った時にかがんで落ちた髪を耳にかけたり、前髪をよけたり、帽子を被ったり、、。

切り終わったばかりの髪に当たり前に帽子をかぶる人、好きです。

だってアナタの髪ですから。


ボクは切るのが仕事。その髪はアナタの髪。ボクの髪じゃない。


『 ボクがスタイリングしたから、遠慮して触らないでおこう。』 は、気にし過ぎです。


本人の手が加わって、受付まで歩いて来るその間のその数秒間に髪に、

本人が触れて出来たその素髪を見た時、ボクは自分の仕事を評価する。


目的は日常のため。


御来店、お待ちしております!







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